不動産投資やマイホームを購入する際は、基本的には銀行のローンを活用していただきます。
しかし最近、お客様から「ローンって実際にどのくらい借りられるんですか?」と質問いただくことが増えてきています。
そこで今回のコラムでは、ローンがどの範囲まで借りることができるのかという観点でご紹介させていただきます。
ローンの審査基準
そもそもローンというものは誰でも組めるものではありません。特に不動産投資による投資用ローンには厳しい審査基準があります。
まずは審査基準について紹介していきます。
~審査基準の基本事項~
・勤続年数
・会社規模
・勤務形態
・年収
・信用情報
・健康状態
前提として不動産投資は誰でも取り組める運用ではありません。継続的にローンが支払える能力があるかどうか、まずは銀行側が審査します。
その為に、「会社規模」「正社員か否か」「勤めてどれくらいか」を見ます。
そこから個人の信用力を見ます。
現状の年収はいくらか、過去に金融事故や現在の借入はどのくらいあるのかなどを見てローン審査に移ります。
後は、団体信用生命保険に加入する為の健康状態をチェックします。
ローン借入額の上限
上記の審査基準を満たした方が実際どのくらいローンを借りられるかというものは大きく2つの基準で審査されます。
①年収倍率
年収倍率とは現状の年収から割り出すものになります。
基本的には、年収の7倍〜10倍と設定している銀行が多いです。
例えば年収700万の方で7倍まで評価が出た場合は、700万×7倍=4900万といった感じで借入額が決まります。
②返済比率
返済比率とは年収倍率よりさらに細かく審査されたもので、年収と合わせてどれくらいまでなら月々支払える能力があるか見られる基準値になります。
こちらはかなり細かくなりますが、年収から所得税や住民税、既存のマイホームや住んでいる賃貸の支払い、扶養人数などを差し引いた生活収支の倍率から割り出すものになります。
ローンは単純な借金ではない
前述した様に投資用ローンは誰でも組めるものではありません。
所属している会社や個人の信用力に基づいて銀行がリスクを負って貸してくれるものです。
前提として、返済能力がない方や収入がない方への貸出は銀行はしてくれません。
ローンは単純な借金ではなく、お客様が自身が築き上げた今までの信用に基づくものです。
また同じローンでも、マイホーム時に活用する住宅ローンと投資用ローンは別物になります。
住宅ローンなどで無理矢理投資用物件をローンで組まされる例があるみたいですが、違法な行為なので決して実行しない様お願い申し上げます。
まとめ
今回はローンの審査基準についてご紹介させていただきました。
「ローン=借金」と考えている方も一定数いらっしゃいますが、そもそも誰でも組めるものではなく、皆様が築き上げた信用に基づいて活用出来る素晴らしいものです。
信用力を活用して、明るい将来を迎える為にまずはどんなものかお気軽にお問い合わせ下さい!
ラクサスマネジメント株式会社 ライフコンサルティング事業部
チーフコンサルタント 池邊 克真
兵庫県出身。
自身の成長を短期間で感じられる会社の仕組みに共感した事と、
それに伴いお客様の生活をより豊かにする為のサポートが出来る魅力ある仕事という点に惹かれた為入社を決意。
仕事とプライベート時間のメリハリをしっかり付け、休日には外食を楽しんだり、最近はゴルフも始めたそう。
世界に通用する紳士たれ。その言葉を胸に、
会社の基盤となり皆様から目標とされる人物になる為、日々真摯に仕事と向き合っている。