不動産投資は富裕層や地主、資金に余裕がある人が行うものと考えている方が多いため、いまだに近寄りがたいというイメージを持ってる方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際には始めている方の半分が会社員の方であり、さらに今では、20~30代の年齢の方々が急激に増えてきています。
一体それはなぜなのでしょうか。今回のコラムでは、不動産投資を実際に行なっている人々の割合に着目してご説明させていただきます。
実際どんな人が始めているのか?
①国土交通省による調査
まず、実際に日本で投資用不動産をすでに行っている人の割合は約10〜20%といわれています。
国土交通省は2019年に不動産投資に関する一般市民の意識や行動、投資に関する課題や情報について把握することを目的とした「平成30年度不動産投資に関する意識・行動調査」を行いました。
その調査によると、「不動産投資を経験したことがある」と回答した人の割合は12.6%だったと報告されています。
また、「不動産投資に興味がある」と回答した人の割合は20.2%だったとされています。
②不動産投資を始める方の平均年齢
次に、実際にすでに不動産投資を始めている方の年齢の割合を調べてみると、平均年齢は43歳でした。
20代の投資家は全体の4%、30代前半の投資家が全体の14%です。
そして最も多いのが、30代後半〜50代前半の投資家で、全体の63%を占めています。
不動産投資を行う上で多くの人が銀行でローンを組みますが、そのためにはある程度の収入と貯蓄が必要です。
20代後半から30代で投資を始めた方は、まず1戸の購入から始め、その後繰上げ返済を行い、完済できそうなタイミングで買い増しするという投資スタイルを取る方が多いです。
しかし、「人生100年時代」と言われている現在では、50代の投資家もまだまだ若手で、投資を始める年齢として決して遅くはありません。
50代から不動産投資をスタートさせて早くローンを完済すれば、70歳になる前に家賃収入がほぼ全て自分の収入となり、年金の代わりになってくれます。
③若いうちから取り組んだ方が良い理由とは?
では、平均的に30代後半〜40代前半で始めるのがセオリーなのでしょうか?
実際そんな事はなく、今、20代ではじめられる方が非常に増えてきています。
20代〜30代前半の不動産投資家は全体の18%となっており、決して多くはありません。
しかし、年々不動産投資家の若年化が進行しており、20代〜30代前半の不動産投資家の割合は、今後さらに伸びてくるといわれているのです。
ひと昔前の不動産投資は高額な初期費用が必要であったため、収入に余裕の出る年齢以降でないと投資を行うことは難しいとされていましたが、今ではREITや不動産投資クラウドファンディングといった新たな投資手法が登場し、10万円からでも不動産投資にチャレンジできるようになりました。
また、銀行の融資要件も緩和されており、年齢に関係なく500万円前後の年収があれば、ローンも通りやすくなっています。
銀行から融資を受けて不動産投資を行うのであれば、若ければ若い方が有利だといえるでしょう。
短期で返済すると毎月の返済額が大きくなり、空室などで収入が減ると返済に行き詰まってしまうため、どうしても長期に渡る返済計画が必要です。
しかし20代でローンを組んだ場合、20年ローンでも40代、30年ローンでも50代と、長期ローンを組んだとしても年齢が若いうちに完済できる計算になります。
また、40代・50代であれば、もう一度融資を受けることが可能な年齢になるため、買い増しも可能です。
早くスタートできればその分、沢山の不動産を所有できる可能性があり、月々のローンの返済額も抑えることができるのです。
どんな職種の方が多いのか?
不動産投資家の職業で最も多いのは会社員で、全体の53.6%を占めます。
次に多いのが主婦で14.7%、次いで自営業が10.5%、アルバイトが6.6%です。
高収入職業である医師・弁護士・会計士は2.2%、会社経営者は4.2%と、アルバイトの割合よりも少なく、専業で不動産投資を行っている人はわずか2%です。
全体の半数がサラリーマンの方で、実は主婦やアルバイトといった低収入の方も投資家に多いのです。
結局、不動産投資に職業等は関係なく、なにより大切なことは年収・年齢・自己資金だといえるでしょう。
ではなぜ会社員に人気なのでしょうか?
それは仕事が忙しい中でも、手間をかけずに低賃金で投資用不動産が始められるからです。
さらに節税効果も得られるので、会社員の方にとって非常に人気な運用商材となっているのです。
まとめ
実際、富裕層が不動産投資をする、というイメージは間違いではありません。
しかし、データから投資家像を分析すると、実際にはサラリーマンの投資家が多く、着々と収入を増やしている方がいらっしゃいます。
不動産投資は案外身近で、資金の準備や調達手段さえ整えば、多くの人にとって経済的な不安を解消できる有効な手段になり得るということです。
そして今20代からも人気なこの投資用不動産、まず一度お話を聞いてみませんか?
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ラクサスマネジメント株式会社 ライフコンサルティング事業部
アシスタント 小屋諒征

鹿児島県出身。
社長や会社の熱量の高さを感じたことと、
自身の成長につながる環境があると考え、新卒で入社。
小学校1年生から大学4年生まで約16年間サッカーを続けてきた。
休みの日は友人と出かけたり、映画を観て過ごしている。
今までお世話になった方や大切な友人を幸せにできる人間になることを目標に掲げ、
日々の業務に熱心に取り組んでいる。