新NISAだけで十分?資産形成で考えたい「資産クラスの分散」という考え方

賃料

2024年から始まった新NISAをきっかけに、資産形成を始める方が増えています。非課税で長期投資ができる魅力的な制度であり、「まずは新NISAから始めよう」と考える方も多いのではないでしょうか。実際に、新NISAは資産形成を始める第一歩として非常に優れた制度です。しかし、将来を見据えた資産形成では、「何を買うか」だけでなく、「どのように資産を持つか」という視点も大切になります。今回は、新NISAを活用した資産形成とあわせて考えたい、「資産クラスの分散」についてご紹介します。


NISAは「金融資産」を分散できる制度

 

NISAでは、投資信託やETFを活用することで、数百社から数千社もの企業へまとめて投資できます。さらに、日本だけでなく海外にも投資することで、企業や業種、地域を分散し、一つの企業や一つの国の値動きに左右されにくい資産運用を目指すことができます。このような分散投資は、資産運用の基本となる考え方です。しかし、ここで一つ知っておきたいことがあります。それは、「企業を分散すること」と、「資産そのものを分散すること」は少し意味が異なるということです。


見落とされがちな「資産クラス」の分散



例えば、
・全世界株式
・S&P500
・日本株

これらを組み合わせて保有していたとしても、投資対象はすべて「株式」という同じ資産クラスです。企業や地域は分散できていても、世界的な金融市場が大きく下落した場合には、株式全体が同じ方向へ値動きする可能性があります。だからこそ重要になるのが、「資産クラスの分散」という考え方です。株式だけではなく、不動産や債券など、異なる特徴を持つ資産を組み合わせることで、それぞれ異なるリスクや値動きを活かした資産形成を目指すことができます。


不動産は「信用力」と「時間」を活かせる資産

 

資産クラスの一つである不動産には、金融資産とは異なる大きな特徴があります。株式投資は、自己資金を投資して資産を増やしていく運用です。大きなリターンを目指すためには、それに見合った投資資金も必要になります。一方、不動産投資では、会社員として培ってきた信用力を活かし、金融機関の融資を利用できるという特徴があります。つまり、不動産投資は、お金だけでなく「信用力」を活用した資産形成という見方もできます。さらに、長期間のローンを活用しながら家賃収入によって返済を進めていくことで、「時間」を味方につけながら資産を育てていくことも、不動産投資ならではの特徴です。金融資産がお金を効率よく成長させる運用だとすれば、不動産は信用力と時間を活用しながら資産形成を目指す運用と言えるでしょう。


インフレ時代だからこそ実物資産という選択肢

 

近年は物価上昇、いわゆるインフレが大きな話題となっています。インフレが進むと、建築資材や人件費が上昇し、新しく建物を建てるコストも高くなる傾向があります。その結果、既存不動産の価値が見直されたり、需要の高いエリアでは家賃が上昇したりする可能性があります。もちろん、すべての不動産が値上がりするわけではありませんし、立地や需給によって状況は異なります。それでも、不動産は現金や株式とは異なる特徴を持つ実物資産であり、インフレへの備えという観点からも注目される資産の一つです。


「どちらが良いか」ではなく「どう組み合わせるか」

 

株式には、少額から始められ、高い成長が期待できるという魅力があります。一方、不動産には、信用力や時間を活用できること、実物資産としてインフレへの備えが期待できることなど、金融資産にはない特徴があります。大切なのは、「株式か不動産か」という二者択一ではありません。それぞれの特徴を理解し、目的に応じて組み合わせることこそが、将来に向けた安定した資産形成につながります。ご年齢やご年収、ご家族の状況、ライフプラン、将来実現したい夢によって、最適な資産形成の形は一人ひとり異なります。弊社では、「不動産を販売すること」を目的とするのではなく、お客様の人生設計に寄り添い、その方にとって本当に必要な資産形成をご提案することを大切にしています。資産形成の一歩を踏み出したい方、興味はあるけど何から始めていいのかわからない方はぜひお気軽にご相談ください。



ラクサスマネジメント株式会社
ライフコンサルティング事業部
大野貴人



Takato Ono ラクサスマネジメント株式会社/ライフコンサルティング事業部
東京都出身。
企業理念に惹かれたことと、営業職を通じて会社とともに成長していけるところに魅力を感じ、新卒で入社。
学生の頃はサッカー部に所属し、副キャプテンを務めていたことからチームをまとめる力を養ってきた。
趣味は散歩をしたり、お笑いを見ること。
誠実に成長し、周りに良い影響を与えられる人物になることが目標。

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