不動産運用の失敗例から見るリスクヘッジ

もち方

不動産運用の失敗例から見るリスクヘッジ


不動産投資はよく、リスクの少ない安定的な運用商品だといわれます。
しかし、数千万ものローンを組む運用商品なので、
万が一失敗した際のリスクが心配になる方も多くいらっしゃると思います。

今回は、不動産運用の失敗事例とそこから見えてくる対処法をいくつか見ていきます。



失敗例その1


不動産を持ち続けられない失敗

このケースはバブル期の不動産投資に多く見られました。
当時の日本では、不動産の価格が上昇していました。
仮に毎月のキャッシュフローが10万円近く負担だったとしても、
売却することでのキャピタルゲインを狙った不動産投資が盛んにおこなわれていました。

その結果、バブルが崩壊した際に払い続けられない返済の負担だけが残り破産してしまいました。
ここでの失敗の原因は不動産を持ち続けられなかったことです。

本来の不動産運用は“時間をかけて人のお金で残債を減らし売却“または”完済させて家賃収入を受け取る“ことで
出口戦略を取るので、持ち続けていれば必ずどこかで利益が生まれる運用商品です。

だからこそ、完済まで持ち続けられる正しい入り口で不動産運用を始めることが、
運用の成功には必要不可欠だといえます。



失敗例その2


売却のタイミングを間違える失敗

続いて、売却の時期を間違える失敗です。
これは、せっかく不動産を正しい入り口で持てたとしても、例えば途中で運用について不安を感じてしまい、
短期売却や悪い市況で売却をした結果、損切りをしてしまうケースです。

実際、不動産運用は長期間ほとんど放ったらかしで運用が行われるので、そういえばと生まれた疑問で不安になったり、
ふと目に入ったインターネットの記事やニュースなどで不安になったりすることもあるかと思います。

そんな時はまず、物件を購入した不動産会社やその営業担当に連絡をしてください。
信頼できるプロの意見を聞くことで、不安が解消できるかもしれません。
また、ご自身でお金の流れを表にまとめる、同じく不動産運用を取り組んでいる知り合いを作るのも
一つの安心材料になるでしょう。



失敗例その3


入居者が入らない失敗
最後は、不動産を正しい入り口で持てたとしても、そもそも入居者が入らず毎月の返済を全額自己負担することで、
不動産を持ち続けられず失敗するケースです。
これは初めの物件選びで入居者がつきやすいエリアや間取りを選択することで解決できます。

具体的には、賃貸需要の高い“都心部駅徒歩10分圏内”や入居者の母数と流動性の高い“単身者向け物件”を選びましょう。
また、家賃保証プランが適用可能な物件かも注目してみるといいでしょう。

なぜなら、家賃保証プランは万が一入居者が抜けた際、管理会社がオーナー様に家賃を保証する仕組みなので、
管理会社もしっかりと入居者がつく物件でなければ家賃保証プランを適用しないからです。

こうして見ると、不動産運用の失敗は何らかの原因で正しい出口戦略を取ることができなかったケース
で起こるものだといえます。



まとめ


今回は、不動産運用の失敗事例について対処法と併せてみてきました。

不動産運用は、時間と人のお金と使って行うからこそ“入居者がつく物件”“持ち続けられる正しい負担感”ではじめ、
“正しい出口戦略をとる”ことが成功への秘訣だといえます。

弊社では、不動産投資の基礎知識から応用まで幅広い世代の方に活用しご案内しております。
実際に個別に合わせた不動産投資のプランやシミュレーションの作成も行っておりますので、
まずはお気軽にご相談ください。



ライフコンサルティング事業部 
篠倉共晶



Tomoaki Sasakura ラクサスマネジメント株式会社/ライフコンサルティング事業部。
兵庫県加古川市出身。学生時代は中高大と部活動で野球に打ち込み、大学ではライブハウスでのバンド活動も並行して行う。
大学卒業を機に上京を決意し、社会人として周りよりも早く成長したいという思いでラクサスマネジメント株式会社に新卒入社。
実力主義の環境でトライアンドエラーを繰り返しつつ、未経験での営業活動に日々奮闘している。
趣味はギターを弾くことと銭湯に行ってサウナに入ること。
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