はじめに
「老後に必要な資産は4,000万円以上」と言われていますが、実際には上昇傾向にある医療費や介護負担、趣味や旅行などを考えると、さらに多くの資産が必要になる可能性があります。年金だけでは不安を感じる方も少なくないでしょう。
先を見据えた資産形成においては、「老後という地点までにどのくらい増えるか」ではなく「どんなペースで資産を運んでいけるのか」がポイントになります。大きな資産を作っていける運用だとしても日々の自己負担が大きければ道中は苦しく、時間とともに資産が増えることを期待しても、半ばで資産が減ってしまっては意味がありません。
近年、株式や保険に代わり、安定した家賃収入や現物資産を持てるメリットが見直され注目を集めているのが不動産投資です。
今回のコラムでは「不動産投資」と「株式投資」を、イメージしやすい“岩”と“雪玉”に例えて比較していきます。ぜひ参考にしてみてください!
岩と雪玉、どちらを押すか
「老後という地点まで自身の資産を運んでいく」という観点で、不動産投資と株式投資の運用の違いを大玉ころがしに例えてみましょう。
不動産投資はイメージとして「大きな岩を押していく」投資です。
岩の大きさ=資産の規模は最初から見えており、確実にそこに“ある”という安心感があります。加えて、自分一人で押すのではなく、他者の力である入居者からの家賃収入が大部分を担ってくれるので、負担が少ないのが特徴です。
さらに不動産投資は、家賃収入によってローン返済や経費が賄えるため、実質的に自己負担を抑えて資産形成が可能です。加えて、所得税や住民税の節税効果が期待できる点も大きなメリットです。
様々な力を借りて小さな負担で岩を押し続けるうちに、最終的に自分の資産として大きな岩を手にすることができるのです。
一方、株式投資は「雪玉を転がして大きくしていく」投資です。
少額から始められ、短期間で資産が大きく膨らむ可能性があります。
ただし、株式市場は経済やニュースに敏感で、膨らむスピードと同じくらい崩れるリスクもあるのが特徴です。自分自身で情報を集め、タイミングを見極めて売買判断を行い、自ら転がし続けなければならない投資ともいえます。
老後資産に適した選択とは
不動産投資は「守りに強い投資」、株式投資は「攻めに強い投資」ともいわれます。
老後資産に必要なのは、“守りながら増やす”という視点です。年金という限られた収入に加え、家賃収入という安定した副収入があれば、生活基盤に余裕が生まれます。
また、不動産投資は現物資産という“形のある資産”を持てるため、長期的に見ても価値がゼロになるリスクは低いと言えます。株式のように価格が乱高下することが少なく、落ち着いた資産運用を求めている方には適しているでしょう。
もちろん、株式投資の成長力も魅力です。市場の波に乗れれば大きなリターンを得られますが、老後資産では「減らさないこと」も大切な条件です。
そのため、株式だけに頼るのではなく、不動産と株式をバランスよく組み合わせたポートフォリオが理想的といえます。岩の安定感と雪玉の成長力、それぞれを活かした戦略が、老後の安心を支えるのです。
まとめ
「老後に必要な資産を、どのくらい安全に、確実に運んでいけるか」この視点を持つことが、資産形成の第一歩です。そのうえで株式投資や不動産投資におけるそれぞれの特徴を理解し、自分の年齢やライフプラン、リスク許容度に合わせた戦略を立てることが必要です。
「自分に合った投資方法がわからない」「不動産投資の始め方を知りたい」という方は、ぜひ弊社にご相談ください。大切な資産づくりの第一歩を、信頼できるパートナーと一緒に始めることが、安心につながります。
弊社ラクサスマネジメントでは、コンサルタントがお客様一人ひとりに合わせた提案を日々行っています。少しでも興味を持っていただけた方とお話できることを楽しみにしております。
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ラクサスマネジメント株式会社 ライフコンサルティング事業部
コンサルタント 飯島陸
北海道出身。
社長のインタビュー動画を拝見して社名に込められた意味と熱量に惹かれたことと、
実力主義の環境で成長していきたいと考えたため、入社を決意。
休日は映画館や美術館に行ったり、料理をして過ごしている。
関わるすべての人に愛される人間になることが目標。
前職において業務委託の個人営業としてアポイントメントセールスに携わっていた経験を活かし、
日々真剣に営業活動に取り組んでいる。