不動産投資はどのような人が向いているのか?

豆知識

近年、資産形成の手段として注目を集めているのが不動産投資です。株式や投資信託などと比較すると安定性が高く、長期的に家賃収入を得られることから、特に将来の年金対策やインフレのリスクに備えたい方に人気があります。
ただし、不動産投資は誰でも簡単に出来るわけではありません。リスクも存在し、やり方を間違えると資産どころか負債を抱えることにもなりかねません。
そこで今回のコラムでは、どのような人が投資用不動産に取り組むべきなのか、そして必要な条件について説明させていただきます。


長期的に資産形成を考えられる人



不動産投資は、短期的な利益や突発的な利益を狙うものではなく、5年・10年・場合によっては20年以上の長期的な運用が基本です。株のように日々変動するわけではなく、家賃収入という形で毎月安定したキャッシュフローを得られる一方で、空室のリスクや修繕費用といった負担も継続的に発生します。
そのため、目先の利益よりも長期的に資産を育てるという意識を持てる方に向いています。


安定した収入源がありローン審査に通る人



投資用不動産は、自己資金だけではなく、金融機関からの融資を活用して購入するケースがほとんどです。そのため、安定した収入や職業的信用力が必要となります。例えば、会社員や公務員の方は収入の安定性が高く、ローン審査に通りやすいので有利な条件で融資を受けやすい傾向にあります。
その一方で、自営業やフリーランスなどの方の場合、収入に波があるので融資条件が厳しくなることがあります。その結果、一定の信用力返済能力を持つ方にこそ、投資用不動産は適しているといえます。


リスクを理解し計画的な行動ができる人



不動産投資には、空室リスクや賃料下落、災害リスク、金利上昇リスクなど、様々なリスクがあります。これらのリスクを「知っている」だけではなく、具体的な対策を事前に講じ、トラブルが発生した際に冷静に対応できる方が成功しやすいです。例えば、複数の物件を比較して利回りや立地条件を慎重に分析する、管理会社や保険の選定を怠らない、退去後のリフォーム費用を見込んだ資金計画を立てるなど、計画的かつ慎重な姿勢が求められます。


情報収集と学習に前向きな人



不動産投資の世界は、法律、税制、市場動向、金融政策など、さまざまな知識が複雑に絡み合っています。物件選び一つとっても、「利回りが高い」だけで判断してしまうと、実は空室率が高かったり、将来的な資産価値が低下するエリアだったというリスクもあります。そのため、常に最新の情報を収集し、自ら学び続ける力が必要です。


忍耐力と柔軟性のある人



不動産投資は、計画通りにいくとは限りません。例えば、入居者がすぐに決まらなかったり、想定外の修繕が発生したり、現実はさまざまな困難が発生します。そうした状況下でも、現況をしっかりと分析し、適切な判断を下せる忍耐力と、状況に応じて柔軟に対応する適応力が必要です。


最後に



投資用不動産は、正しく運用すれば非常に安定した収入源となり、老後の年金対策や貯蓄としても有効です。しかし、すべての人にとってベストな選択肢とは限りません。長期的な視点で物事を考え、リスクを管理しながら長期的に資産を築いていける方こそが、不動産投資に向いているといえます。
また、自分自身の状況や目標に応じて、無理のない範囲で始めることが大切です。これから不動産投資を検討する方は、自分が本当に適しているかどうかを見極めたうえで、慎重に始めることがおすすめです。
弊社では購入いただいた後のサポートも手厚くさせていただいておりますので、お気軽にご相談ください。


ラクサスマネジメント株式会社
ライフコンサルティング事業部
アシスタント 増田涼香

Suzuka Masuda ラクサスマネジメント株式会社/ライフコンサルティング事業部
神奈川県出身。
成長や結果をしっかりと認めてくれる環境に魅力を感じ、
自身を変えられるチャンスだと思い、新卒で入社。
中学生の頃から長年バレーボールに力を注ぎ、
大学時には全日本インカレ優勝という優秀な成績をおさめる。
休みの日にはバレーボールやショッピングをして過ごしている。
周りから信頼されるような人物になることを目標に、
日々懸命に業務に取り組んでいる。

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