コロナ禍でも変わらない東京の魅力

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コロナ禍でも変わらない東京の魅力


不動産経営をしていく中で、大手企業の本社数や私立大学の数から見ても東京は群を抜いて人が集まりやすい仕組みができています。

そのため、不動産経営をする地域として東京は利便性や人口数、土地の魅力の観点から非常に高い人気を誇って来ました。

しかし、2019年から突如世界中に猛威を振るった新型コロナウィルスの影響で、本格的に推進されてきた「働き方改革」の流れのため、新型コロナウィルスが沈静化し通常出勤が可能になってからもテレワークが定着するのではないかと言われています。こうしたことから「職住接近」の必要がなくなり「東京の不動産需要が減少するのではないか」という見方が出ていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

そこで、今回の記事ではコロナ禍におけるマンション経営の変化や実態について述べていきたいと思います。

 

コロナ禍におけるマンション経営の変化

 先程述べたように、地方に学生が留まっていることに踏まえ、外国人の入国制限も続いていることから、留学生の人数も減少しています。

この結果、地方を中心に、大学生の賃貸需要をあてにしていたマンションのオーナーは、今大きな影響を受けています。

このように、ひとつの賃貸需要に偏ってしまうと、その需要が急減してしまったときに、立て直しがきかなくなるケースがあります。

安定収入を得るための大切なポイントは、物件を投資するエリアに賃貸需要の『多様性』があるかどうかを見極めることです。

ただ、投資エリアに賃貸需要があるといっても、ひとつの賃貸需要だけに頼っていては収入も不安定になりがちです。

これはなにも学生に限った話ではありません。

例えば、リーマンショックの際には、大手電機メーカーのソニーや東芝などが事業規模の縮小で地方の工場を閉鎖し、従業員の配置転換などが行われました。

もし、このエリアで工場以外の賃貸需要がなければ、賃貸経営は厳しい状況に追い込まれることになります。

さらに、不動産はいったん購入してしまうと、買い替えるのは簡単ではありません。

賃貸需要が無くなったから売ろうと思っても、入居者がつかない物件を買う人はいないでしょう。

だからこそ、不動産投資を始める時には、「人が集まる」ことに加え、「賃貸需要が複数ある」エリアの物件を選ぶことが大切になってくるのです。

 

地方に人が出ていかない理由

  確かに、新型コロナウィルスの感染拡大によって、リモートワークは定着しつつありますが、完全移行している会社はほぼありません。

なぜなら、一定日数の出社が義務付けられるのであれば、わざわざ通勤に不便な地方や郊外に住まいを構えるでしょうか。

むしろ、リモートワークによって通勤時間の無駄が明らかになり、職住近接の傾向が高まったという調査結果もあります。

 フルリモートワークにしようとすれば、オフィス業務におけるセキュリティーや勤怠管理などが難しくなることは間違いありません。さらに日本の会社のうち、中小企業が99%を占めていることを考えると、将来的にもフルリモートワークが定着することは難しいでしょう。

 

変わらない東京の魅力

 最も人が集まり、多様な賃貸需要のあるエリアが『東京』です。

学生だけでなくビジネスマンや外国籍の方々、そのほか社宅需要など、賃貸需要には困りません。

また、そもそも東京は通勤の利便性だけではなく、生活の場としても魅力にあふれています。

買い物や様々な娯楽施設、アミューズメント施設が日本で最も集まっており、大型再開発も次々に決まっています。

地方や郊外に住まいを移してしまえば、こうした楽しみも失われてしまいます。

若者が仕事の観点だけで、郊外に住むということは考えづらい状況であることと、さらには、リモートワークによって通勤時間の無駄が明らかになり、職住近接の傾向が高まったという調査結果もあります。

仕事はもちろん、学校や商業施設、娯楽施設、さらに、交通網が整った東京の賃貸需要は今後も手堅いと言えるでしょう。

これらの観点から見ても、賃貸需要の多様性があり、都市の魅力にあふれる東京こそ、安定した資産形成の場に適しているのではないでしょうか。

 

 

 

まとめ

 新型コロナウィルスの影響で、日本全体のみならず世界中での生活環境が一変し、日本においては緊急事態宣言を受けて飲食店や商業施設の営業制限、会社や学校は在宅が主流になったことで国民の「巣ごもり」状態が続いている状況です。

 しかし、その中でもやはり利便性や生活水準を踏まえると東京の街から人がいなくなってしまうことは考えづらく、現場の数字からも東京の需要が衰退していないことか、東京の不動産市場の需要は続くと考えられます。

 そのため、コロナ禍においてマンション経営を始めることや、東京の物件での入居者確保に対する不安や心配については安心して頂けます。

今回のこの記事を読んで少しでもマンション経営に興味を持っていただけた方はもちろん、些細な疑問や質問でも承っております。
是非、お気軽に弊社にお問い合わせください。

 

ライフコンサルティング事業部

泉菜々子


Nanako Izumi ラクサスマネジメント株式会社/ライフコンサルティング事業部
兵庫県神戸市出身。
中学時代はバレーボール部、高校時代は吹奏楽部に所属。
学生時代のアルバイト経験から、「お客様の幸せをサポートしたい」を軸に就職活動を行っていた時に、不動産業界に興味を持ち入社。毎日が気づきと反省の日々だが、それらが次の目標とやりがいとなっている。
趣味は野球観戦、旅行、温泉巡り、本屋巡り、ディズニー。ハマったものにはどれだけお金をかけても痛くないし、時間を忘れるくらい没頭する。今の目標は一眼レフを持って世界中のいろんな景色を収めたい。

 

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