多くの人は、金利が上昇している今の状況を見て、「不動産投資を始めるには適さないタイミングなのではないか」と考えがちです。確かに、借入金利が上がれば毎月の返済額や資金調達コストは増加するため、表面的には収益性が圧迫されるように見えるでしょう。しかし、不動産投資は単純に金利だけで判断できるものではありません。むしろ金利上昇局面だからこそ生まれるメリットやチャンスも存在します。大切なのは、目先の数字だけにとらわれず、市場全体の変化を冷静に捉えることです。
競争環境の変化
低金利の時代には、多くの投資家が市場に参入し、物件の取り合いが発生します。しかし金利が上がると、一部の投資家はリスクを嫌って撤退、もしくは様子見に入ります。その結果、市場には冷静に判断できる投資家だけが残り、優良物件に出会える確率が高まります。言い換えれば、“選べる立場”になりやすい環境が整うのです。
賃料の変化
利益の柱である家賃についても見逃せません。金利上昇の背景にはインフレ傾向があるケースが多く、建築費や人件費の上昇に伴い、新規供給は減少しやすくなります。その結果、既存物件の価値や賃料は下がりにくく、むしろ上昇する可能性すらあります。つまり、支出である金利は上がる一方で、収入である家賃は維持または増加する余地があるのです。
インフレ対策
そして、不動産はインフレに強い実物資産でもあります。現金は物価上昇とともに価値が目減りしていきますが、不動産は土地や建物といった“実体”を持ち、さらに家賃収入というキャッシュフローを生み出します。この性質は、経済環境が不安定な時ほどその価値を発揮します。
将来を見据えた出口戦略
さらに注目したいのが出口戦略です。金利は景気や経済状況によって変動するものであり、永遠に上昇し続けるわけではありません。将来的に金利が落ち着けば、再び市場へ資金が流入し、不動産価格が回復または上昇する可能性があります。そのため、金利上昇局面で取得した物件は、将来的により有利な条件で売却できる可能性を秘めています。多くの投資家が慎重になっている時期だからこそ、将来の値上がりを見据えて仕込むという考え方もできるのです。
金利上昇は確かに不動産投資における逆風の一つです。しかし、それは同時に市場の過熱を冷まし、本質的な価値を見極めやすくする機会でもあります。重要なのは、「今は不利だからやらない」と考えるのではなく、「この環境でどう利益を生み出すか」を考えることです。多くの人が足を止めるタイミングだからこそ、冷静に準備を進める投資家にとっては、次の利益を仕込む静かなチャンスになるのかもしれません。
ラクサスマネジメント株式会社
ライフコンサルティング事業部
小田野 正義
初めまして。ラクサスマネジメント株式会社の小田野正義と申します。
私は沢山の方々に不動産投資を通して、その人の人生をより豊かなものにして頂く為にお客様に寄り添った提案、サポートを心がけております。
休日は和食屋巡りやゴルフなどをしております。
不動産投資に関して知識がない方、既に運用をされている方、現状様々な方がいる中でその人のご状況、将来像に寄り添ってお話をさせて頂きますのでどんなご相談でもお気軽にお問い合せ下さい。
2026年07月01日
金利が上昇している局面での不動産投資
2025年06月04日
不動産運用の減価償却費とは?




