東京の不動産ベンチャー「ラクサスマネジメント」の採用メディア

不動産業界で活かせる資格とは?

2025.10.15.

仕事内容

皆様はなにか資格を持たれているでしょうか。「資格大国」といわれる日本では国民の約6割が1つ以上の資格を持っており、3つ以上の資格を持たれている方は全体の3割程度となっています。また、資格にも多くの種類があり、その数は1,000個以上にも及びます。その中で不動産業界で役立つ資格にはどのようなものがあるのでしょうか。


宅地建物取引士(宅建)



宅建は毎年20万人前後が受験する、老若男女問わず人気の国家資格です。不動産取引(売買・賃貸など)に関する専門資格であり、法律資格の入口としても位置づけられることが多い資格となっています。試験に合格して宅建士になることができれば、宅建士でないと行えない業務に携わることができます。それが「重要事項の説明」「重要事項説明書への記名」「契約書(37条書面)への記名」です。
不動産の取引は高額でトラブルも起こりやすいため、消費者を守るために専門知識を持つ人が必要になります。そこで活躍するのが宅建士なのです。また、不動産会社は「宅地建物取引業」を営むために一定数の宅建士を常勤させることが法律で義務付けられており、宅建業を営むために欠かせない存在でもあります。


マンション管理士



マンション管理士とは、マンションの管理運営に関する専門知識を持ち、管理組合の運営や建物の維持管理について助言・指導を行う専門家のことです。いわば、マンション管理のコンサルタントといえる国家資格です。マンションは多くの住民が共同で使用・利用する建物なので、管理費の使い方をめぐるトラブルや大規模修繕の判断・業者選びなどの問題が起こりやすいです。そうしたときに、公正で専門的な立場から管理組合や住民をサポートするのがマンション管理士の仕事になります。具体的な業務内容としては、下記があります。

・管理組合の運営支援(総会や理事会の運営方法のアドバイス・管理規約の作成・改正の助言)
・建物・設備の維持管理に関する相談(大規模修繕計画の立案サポート・管理会社との契約内容の確認・見直し)
・トラブル解決の支援(管理費滞納、騒音、違法駐車などへの対応助言)

マンション管理士の試験科目は宅建士試験と重なる部分が多いため、宅建を持たれている方からすると有利な資格でもあります。


管理業務主任者



管理業務主任者とは、マンション管理会社が管理組合から業務を請け負う際にトラブルなく契約を進めるために、法律や実務の専門知識でサポートする者のことです。主な業務内容としては、契約締結前の重要事項の説明重要事項説明書・管理委託契約書への記名管理事務報告などがあります。宅建士と同様、重要事項の説明や契約書等に記名ができるのは管理業務主任者のみとなりますので、管理会社のとして管理組合と関わることができます。
また、管理業務主任者の試験範囲は宅建やマンション管理士と内容が重なるため、一度の学習でトリプルライセンスを狙う方も多い資格となっています。


資格を取得するメリット



不動産業界では宅地建物取引士をはじめ、管理業務主任者やマンション管理士など、国家資格を中心に役立つ資格が多く存在します。これらの資格を取得することは単なる肩書きにとどまらず、信頼性の向上やキャリアの幅の拡大、そして自らの成長へとつながる大きなメリットがあります。


専門性と信頼性の向上



不動産業界では、高額な取引や法的手続きが日常的に行われるため、専門知識が求められます。特に宅建士は、売買や賃貸契約において「重要事項説明」や「契約書への記名押印」を行うことができる唯一の資格です。つまり、資格を持つことで法的にも顧客からの信頼を得られる立場になり、取引の中核を担う存在となります。顧客にとっても、「資格者=安心できる担当者」という印象があるため、商談や契約時の信頼獲得に大きく寄与します。


キャリアアップや収入面での優位性



不動産会社では資格手当が設けられているケースが多く、資格保有者には月数万円の手当が支給されることもあります。実際に、弊社では宅建やマンション管理士などの不動産業界で活かせる資格を持たれている方に月数万円の資格手当を支給しています(資格の種類により変動あり)。また、資格を持つことで今の仕事とは異なる分野への転職独立開業のチャンスも生まれます。つまり、資格は「新しい道を選ぶための切符」であり、自分のキャリアを自ら設計する力を与えてくれます。


知識の体系化とスキルアップ



不動産取引には法律(宅建業法・民法など)、税制、建築、登記など幅広い知識が必要ですが、日常業務だけでは断片的にしか学ぶことができません。資格勉強を通して体系的に学ぶことで、実務の理解が深まり、業務効率提案力が向上します。例えば、顧客から税金や相続に関する質問を受けた際にも、資格学習で得た知識があると自信を持って説明をすることができ、顧客満足度の向上にもつながります。


まとめ



不動産業界における資格取得は単なる「知識の証明」ではなく、信頼を得る力成長を続ける力将来を切り開く力を与えてくれるものです。日々の業務を通じて経験を積みながら、資格によって理論的な裏付けを持つことで、より説得力あるプロフェッショナルへと成長することができます。資格は自分の努力を形にし、業界で長く活躍していくための確かな礎となります。
弊社では現在、営業職と事務職どちらの募集も行っています。資格をお持ちの方や国家資格を活かした仕事を行いたい方、不動産業界にご興味のある方は是非ご応募ください。また、弊社では資格取得をサポートする制度もありますので、働きながら資格を取りたいと考えている方も大歓迎です。皆様からのご応募、お待ちしております!